138/366日・・・5月17日は何の日?
- お茶漬けの日
- 世界情報社会・電気通信日
- 世界高血圧デー・高血圧の日
- 生命・きずなの日
- パック旅行の日
- 多様な性にYESの日
5月17日が誕生日の有名人
- 斉藤陽子
- 井ノ原快彦
- 山形由美
- 城之内早苗
- 松田宣浩
- 坂井真紀
- 岩本照
- 小林香菜
- 皆川賢太郎
- 岩本ひかる
- 生野陽子
お茶漬けの日
<お茶漬けの日>由来
「お茶漬けの日」は、京都で煎茶の創始者として祀られている永谷宗七郎の偉業をたたえ、命日である5月17日に日本記念日協会にて制定されています。
お茶漬け
概要
茶漬けについての解説によれば、「茶漬け」とは飯に熱い茶をかけた料理のことであり、「茶漬飯」とも称されるとされています。一般的に「茶」とは日本茶のことを指しますが、古くから日本に存在する茶を使用しない場合には、米飯に出汁をかけたものが挙げられます。このように出汁をかけるタイプの茶漬けは、北越地方を中心に好まれてきたため、出汁をかけた茶漬けには「越後茶漬け」という別称もあります。
また、江戸時代の中期頃からは、茶漬けに具をのせることが広まりました。どのような具が選ばれるかは、完全に食べる人の好みに任されており、例えば梅干や漬物、鮭や海苔、佃煮、塩辛、山葵、たらこ(辛子明太子)、塩昆布、イクラ、さらにはマグロなどの刺身など、さまざまな食材を具としてのせるケースが見られます。
また、ウナギも茶漬けの具として使われることがありますが、名古屋の名物であるひつまぶしのように、茶漬けを食べ方のバリエーションのひとつとして取り入れた料理も存在します。
お茶漬けの文化
一般的には、茶漬けには通常熱いお茶や出汁をかけることが多いですが、夏場などでは冷やした緑茶や麦茶などをかけて、冷たい食感を楽しみながら食べる人もいます。この食べ方は昭和時代からテレビなどで紹介され、平成時代に入っても冷やし茶漬けとして取り上げられるようになりました。
昔から食べられていたのは、白湯をかけたもので、これを湯漬けと呼ばれます。また、冷たい水をかけたもので、これを水飯と呼ばれます。いつから食べられるようになったのかははっきりしませんが、平安時代の文学作品にも登場することから、少なくともそれよりはるか昔からあったと考えられます。そして、名前の通りに熱いお茶をかけた茶漬けも昔から食べられていましたが、こちらは番茶などが広く普及した江戸時代中期以降になって一般的に食べられるようになったもので、比較的新しいと言えます。
江戸時代後期に刊行された『江戸名所図会』には、「看板の八八はつは茶漬は人皆の八百八町しれる江戸桝」という記述や、「客こんで出す廣ぶたの鉢合せ八八茶漬もうれる江戸桝」という記述があり、江戸では六十四文をもじった「八八」という文字が茶漬け屋の看板に使われ、通称で八八茶漬と呼ばれて繁盛していたことが伺えます。
現代では、茶漬けは様々な場面で楽しまれています。手軽さから軽食としてはもちろんのこと、豪勢なご馳走を食べた後の口直しとして、宴会の締めの料理として、また山岳食としても長らく親しまれています。特に山岳などで食べる場合には、炊飯から比較的長い時間が経ったご飯を急いで食べる際には、冷えて固くなったご飯をなるべく美味しく食べるために、飯だけを詰めた弁当箱に保温しておいた熱い茶などをかける人も見られます。