64/366日・・・3月4日は何の日?
- ミシンの日
- サッシの日
- 三線の日
- 円の日
- 雑誌の日
- 酸蝕歯の日
- バウムクーヘンの日
- サンヨーの日
- 三姉妹の日
- オーミケンシ・レーヨンの日
- 差し入れの日
- スカーフの日
3月4日が誕生日の有名人
- 山本リンダ
- 浅野温子
- 片岡愛之助
- 野島伸司
- ふじいあきら
- 笹峰愛
- 中條かな子
- KONAN
- 中村蒼
- 細田よしひこ
- 小谷真生子
- 本山哲
- 青島あきな
- ヒラム・ボカチカ
ミシンの日
<ミシンの日>由来
イギリスのトーマス・セントが世界で初めてミシンの特許を取得した1790年から1990年はミシン発明から200年という事で、翌年1991年に「ミ(3)シ(4)ン」の語呂合わせになる3月4日を記念日として「ミシンの日」が制定された。また、同工業会は1月から3月を「ミシンの月」としている。
ミシン
世界のミシン
1589年にイギリスで編み機が発明され、1755年と1790年には別のミシンがイギリスで発明されたが量産されませんでした。1810年にドイツでは針先端付近に針穴がついたミシン針が発明され、近代ミシンの原理の基礎を形成しました。1830年にはバルテルミ・ティモニエが特許を取り、1840年に80台生産されたが、失業を恐れた他の仕立て屋によって工場が焼き討ちにされるという事件が起こりました。
アメリカではウォルター・ハントが1830年代に現在とほぼ同じ構造のミシンを発明しましたが特許を取らなかったため、特許紛争の原因となりました。1850年にアイザック・メリット・シンガーが現在とほぼ同じ構造のミシンを発明し、特許を取り、シンガー社を設立しました。
日本のミシン
1854年にアメリカのペリーが将軍家にミシンを送り、1860年にジョン万次郎がアメリカからミシンを持ち帰ったというのが最古の記録です。明治期になってからミシンの普及が始まり、初期は輸入だけでしたが、技術者によって徐々に国内生産が開始されました。最初の製造業者は左口鉄造で、1881年に国産ミシンが第2回内国勧業博覧会で展示されました。1921年にパイン裁縫機械製作所がミシンの量産を開始しました。大正時代には輸入品の故障や品質の不安定さに着目して安井正義(ブラザー工業創始者)が国産ミシンの製造に着手しました。1928年に「昭三式ミシン」を発表し、販売を開始しました。第二次世界大戦で家庭用ミシンの製造は禁止されましたが、1945年に終戦を迎えるとミシンの需要が飛躍的に増大しました。
1947年に家庭用ミシンの規格が統一され、1948年に規格に基づいた製品が出荷され始めました。日本は家庭用ミシンを重要な輸出品として国内外で販売しました。特にアメリカ合衆国向けに多く輸出され、1956年にはダンピングの非難を受けて輸出価格が大幅に引下げされました。家庭用ミシンは当時日本の既婚女性が内職をするために使用されましたが、近年は海外に移転し始めて減少傾向にあります。一方で、工業用ミシンは高精度の金属加工技術が要求され、部品の多くは日本で製造されていますが、コストダウンのため海外で生産されることも多くなっています。