目次
168/366日・・・6月16日は何の日?
- アフリカの子どもの日
- 家族送金の国際デー
- 和菓子の日
- ケーブルテレビの日
- 麦とろの日
- 無重力の日
- ブルームズ・デー
- バイクエクササイズの日
- スペースインベーダーの日
6月16日が誕生日の有名人
- 甲斐智枝美
- 渡辺慶
- 都倉賢
- ほんこん
- 池田みどり
- 宮城弘明
- フィルミケルソン
- 大嶺祐太
- 千崎涼太
- 嶋重宣
- 前田希美
- 益子卓郎
アフリカの子どもの日
<アフリカの子どもの日>由来
1976年6月16日、南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ郊外にあるソウェト地区で、「ソウェト蜂起」と呼ばれる出来事が発生しました。この出来事は、アパルトヘイト政策を敷く南アフリカ政府が学校でアフリカーンス語(植民地支配によってもたらされたオランダ語が、独自の発展を遂げた言語)の授業を導入することを決定したことがきっかけで、黒人学生たちが激しい反発を示し、デモ行進が暴動に発展したことが原因でした。
当時、アフリカーンス語は「白人支配の象徴」と見なされており、数週間にわたって黒人学生たちは授業をボイコットしていました。教育のために立ち上がった多くの学生の子どもたちのことを忘れないために、アフリカ統一機構(OUA、現:アフリカ連合)が1991年に制定したのが由来となっています。
ソウェト蜂起
1976年6月16日、ソウェトでは学生たちがアフリカーンス語強制に反対する抗議集会とデモを行いました。しかし、警察隊が出動し、催涙ガスなどを使用して鎮圧を試みると、デモ隊は投石で応戦し、暴動が発生しました。武装警察の無差別な発砲などにより、抗議活動が続いた2週間の間に、100人以上が殺害され、1,000人以上が負傷する事態となりました。
この問題について、国際社会も深い憂慮を抱いていました。国際連合安全保障理事会も、1976年6月19日に南アフリカを非難する決議案を全会一致で可決しました。これは、アパルトヘイト政策が国際社会の信頼を失墜させ、国内外からの圧力が高まっていたことの表れでした。