91/366日・・・3月31日は何の日?
- オーケストラの日
- 教育基本法・学校教育法公布記念日
- エッフェル塔落成記念日
- サザンイエローパインの日
- 体内時計の日
- 経理の日
- サミーの日
- カワマニの日
- サンミーの日
3月31日が誕生日の有名人
- 舘ひろし
- 筒井道隆
- 宮迫博之
- シルク(芸人)
- 眞鍋かをり
- 上原さくら
- 戸川純
- 小川直也
- 池田秀作
- 義家弘介
- 上村雅哉
- 鶴久政治
- 幸地美穂
- 坂本真綾
- 佐々木優介
オーケストラの日
<オーケストラの日>由来
「オーケストラの日」は、公益社団法人日本オーケストラ連盟が2007年に制定した記念日です。日付は「み(3)み(3)に一番」「み(3)み(3)にいい(1)ひ」という語呂合わせから決定されました。また、この時期は春休み期間中でもあるため、親子揃ってイベントに参加しやすいことから由来しています。
この日を中心に全国各地で記念コンサートが開催され、オーケストラの魅力を伝えることが目的です。一人でも多くの人にオーケストラをもっと身近に親しんで楽しんでもらうことが願いとなっています。
オーケストラ
オーケストラとは
オーケストラは、様々な楽器を揃えた最大の楽器とも言える存在である。オーケストラは、ヴァイオリンなどの弦楽器、フルートやトランペットなどの管楽器、打楽器、ピアノやハープなどを含め、多種多様な音を演奏できる。音楽家たちは、オーケストラを使いこなし、創作に心血を注いできた。オーケストラ曲は、ベートーヴェンやモーツァルトなどの交響曲、チャイコフスキーやラヴェル、ストラヴィンスキーの管弦楽曲など多岐にわたり、テレビや映画でも使用される。オーケストラは、人間のあらゆる感情や思想を表現できる。250年以上にわたり存在するオーケストラは、数百の名曲が存在し、その中には聴く人の心を捉える曲があるはずである。オーケストラを嫌がらずに聴いてみることを勧め、生演奏での鑑賞も推奨する。その音楽は、ポップスやロック音楽とは異なる、人間として心地よい喜びを感じられるものである。
クラシック音楽
中世西洋音楽
西洋音楽の入り口は「中世音楽」とされ、その理由は、最も古い楽譜が中世音楽時代に存在するためである。それ以前の楽譜は存在しないため、クラシック音楽をさかのぼることができない。中世音楽以前にも音楽は存在したが、譜面がないため、その音楽の実際の形態は不明である。したがって、現代のクラシック音楽は、中世音楽時代から始まると定義されている。中世西洋音楽は6世紀頃から15世紀にかけての音楽を指します。
単旋律の音楽には、キリスト教の聖歌やトルバドゥール、トルヴェールなどの世俗音楽、そしてスペインのカンティガがある。一方、多声音楽は9世紀のスイスで始まり、12世紀以降はフランスを中心に発展し、サンマルシャル楽派、ノートルダム楽派、アルス・アンティクア、アルス・ノーヴァ、トレチェント音楽、アルス・スブティリオルなどの様式がある。
ルネサンス音楽
ルネサンス音楽は、1400年頃から1600年頃までの期間に発展した音楽を指します。中世の教会支配が強かった時代から、教会の権威が崩れたことで個人が表現することができるようになり、イタリアの商人階級が文化的な活動を支えたことが背景にあります。ルネサンス音楽は、フランスで生まれた複雑で音楽的なリズム、イギリスで生まれた3度6度のハーモニー、イタリアで生まれた印象的なメロディを融合させた音楽で、作曲家が自分の感性を表現し、より高度な技術を目指す芸術的な側面を急速に伸ばすことができました。ルネサンス音楽は、音楽が「芸術」として認知されるようになったルネサンスの時代の重要な文化的遺産の一つと言えるでしょう
バロック音楽
バロック音楽は、1600年頃から1750年までの期間を指す音楽の時代である。この時代の音楽は、ルネサンス期からバロック期へ移行する16世紀ごろ、教会や貴族たちの力が弱まり、各地方に権力が分散したため、中央集権化を図った王朝が絶対的な権力を持つ「絶対王政」が生まれた時代にあたる。この時代には、フランスのルイ14世をはじめとする君主たちが、豪華な宮殿や芸術作品を作り上げ、自らの権力を誇示するために、美術や音楽に多大な支援を行った。このような絶対王政の時代背景により、バロック音楽は、荘厳で壮大な表現力と華麗な装飾性が特徴的である。
バロック音楽の代表的な作曲家には、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、ジョルジョ・フレデリック・ヘンデル、アントニオ・ヴィヴァルディ、アルカンジェロ・コレッリらがいる。バロック期のオーケストラは、通常は管楽器各パート1名、ヴァイオリンは2パート2〜3名ずつ、ヴィオラ、チェロ2名、コントラバス、ファゴット、鍵盤楽器各1名という規模であった。弦楽器を含めた全てのパートを各1名で奏することもある。このため、バロック期のオーケストラは室内楽あるいは室内管弦楽の範疇とされることもある。
バロック音楽は、音楽のジャンルによっても多様であり、オペラ、宗教音楽、器楽曲などがある。オペラでは、劇的な展開や感情表現が重要な役割を果たし、宗教音楽では、独特の賛美歌やカンタータ、オラトリオが作曲された。器楽曲では、バッハの「無伴奏チェロ組曲」や「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」、ヴィヴァルディの「四季」、ヘンデルの「水上の音楽」や「王宮の花火」などが代表的な作品です。
バロック音楽は、その緻密で装飾的な楽曲構造や、複雑な和声法、多彩な楽器の使用などが特徴的であり、その美しさや壮大さは今も多くの人々を魅了し続けています。また、バロック音楽は、古典派音楽やロマン派音楽など後の音楽の発展に大きな影響を与えたとされています。
古典派音楽
古典派音楽は、西洋音楽における時代区分で、1750年から1809年までの約60年間にあたる。この時代の代表的な作曲家には、ヨーゼフ・ハイドン、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ルードビヒ・バン・ベートーベンがいる。古典派時代は、フランス革命が起こり、絶対主義体制が崩壊したことで、啓蒙思想が生まれ、人々の考え方や信仰が変化した。この影響を受けて、作曲家たちは王族や貴族から独立して、自らの精神性をコンセプトに作曲を行うようになった。また、ハイドンやモーツァルトが活動していた当時のオーストリア・ハンガリー帝国は、多民族国家であり、それぞれの民族の自立性を認め、国際社会を形成していた。そのため、ハイドンやモーツァルトの音楽は、民族性を持たない国際的な音楽であった。フランスのラモーが「和声論」を発表し、機能和声の基礎を確立する一方で、ウィーンのフックスが理論書の執筆によって対位法を確立させた。古典派音楽は、バロック後半からの「前古典派」の流れを汲み、モーツァルトやハイドンらがフランスのギャラント様式、イタリアの最先端音楽、マンハイム楽派の管弦楽法などを取り入れ、ウィーンでまとめたものである。そして、ベートーヴェンがそれを進化させた。古典派音楽は、教会音楽や王侯貴族の楽曲だけでなく、広く一般にも普及した。その理由は、普遍的な感性や美意識に訴える要素を多く含んでいたためである。
ロマン派音楽
ロマン派音楽は、18世紀後半から19世紀にかけてヨーロッパで発展した音楽の様式です。この様式は、芸術において感情表現を重視するロマン主義文化運動と密接に関係しています。
ロマン派音楽は、従来の古典派音楽に比べて感情的で表現力豊かであることが特徴です。音楽家たちは、自由な創造性を追求し、独自の音楽言語を発展させました。彼らは、自然や神話、伝説などのロマン主義的なテーマを用いて、音楽を詩的な表現手段として用いました。
ロマン派音楽には、オーケストラ曲やオペラ、宗教音楽など様々なジャンルがあります。代表的な作曲家には、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、リスト、ワーグナーなどがいます。また、19世紀の中頃には、フランスでショパンを中心に発展した「ポーランド楽派」という特徴的な流派も存在します。
ロマン派音楽は、その感情的な表現力と独自の音楽言語によって、後世の音楽に大きな影響を与えました。また、現代の音楽でも、ロマン派音楽からの影響が見られます。